運命の恋は健康診断から始まる

「今日のVDT健診の問診です。コンタクトの度を最後に合わせた日を、今日ここに来ないと教えないと言われたので。それです」


正直にそう答えると宗一郎さんはハアッとため息をつく。


「あいつ、悪い奴ではないんだけど。後で怒っとくから。ごめんね、歩ちゃん」


申し訳なさそうにそう言う宗一郎さんに、やっぱり仲は良いんだなと思う。かなり意外だけど


「いえ。悪い方ではないのは、何となく。宗一郎さんのことが心配だったみたいで。私がどんな女か確かめたかったみたいです」


そう言って笑うと、宗一郎さんは困ったように笑って私の頬に触れる。


「あいつになんか聞いた?」


「宗一郎さんが優しいから、きつい性格の女の人ばかりに好かれるとは言ってました」


宗一郎さんの質問に正直にそう答えるとため息をついた宗一郎さんが気まずそうに私を見る。

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