運命の恋は健康診断から始まる
手、柔らかくてふわふわで触られるとちょっと気持ちいい。
触れてたのなんて一瞬なのに、彼女の手のぬくもりが手に残ってるような気がして年甲斐もなく胸が高鳴る。
手が触れただけでこんなになるって、十代か俺は。
検査が始まってもドキドキして緊張しすぎて振動してんだかしてないんだか、何だか分からなくなってくる。
なかなか数値が定まらないらしい俺に、その子は優しい笑顔を浮かべてフォローしてくれて検査をやり直してくれて、ホッとするような笑顔にドキドキしたけどなんだか心が癒された。
ちょっと話せただけだけど、俺は嬉しくて。健診が終わって仕事に戻ろうとした時にも目が合った。
笑って頭を下げた俺に、その子もかわいい笑顔でお辞儀してくれてすごく嬉しくなってしまう。