運命の恋は健康診断から始まる

「私も宗ちゃんが仕事でも他の女の人に触るのやだから。気を付けるね」


ああ、ほら。こうやって歩の笑顔と言葉は俺を喜ばせてくれる。


歩を好きになって、歩が俺を好きになってくれて本当に良かったと思う。


結城の言う通り、俺は歩にベタ惚れだ。本当にかわいくて仕方ない。


「歩、していい?」


だからこうやって毎日ではないけど……頻繁に歩を抱きたくなってしまう。


いつも歩も恥ずかしそうにしながらも受け入れてくれるんだけど。


「ダ、ダメ」


そう言われてちょっと傷ついてしまった俺を見て歩が慌てたように抱きついてくる。


「ち、違うの……。あの、まだちゃんと病院行ってないからあれなんだけど。妊娠、したかもしれなくて」


そう言われて驚いて歩を見ると、歩はかわいい笑顔で俺を見る。


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