運命の恋は健康診断から始まる
ドキドキして固まっている私の事をじっと見つめている高倉さんが口を開いた。
「女の子に年齢聞くのセクハラかもだけど、歩ちゃんまだ若いよね?」
若いっていくつまで何だろう。今の会社では若手だけど看護師になってもう九年経つし。立派な中堅どころだ。
「え、いや……それほど若くは。今年で三十歳になりますし」
私は高倉さんの年齢知ってるし、別に隠す必要もないからそう言うと高倉さんは驚いたように目を見開く。
驚かれてるけど。え、私そんなに落ち着きないかな。それとも逆かな。
「え、二十五歳くらいかと思ってた。でも三十歳か……。思ってたよりはだけど若いな、十五個違うんだ。……犯罪、かな」
は、犯罪? どうしたんだろ、なんか考え込んじゃってるし。
どうしたのか聞こうとした時に、ラーメンが運ばれてきて会話が途切れる。