運命の恋は健康診断から始まる

「どっちも好きですけど。一番好きなのは五目あんかけ麺です」


麺をふーふーしながらそう言う私に高倉さんはメニュー表をチラッと見た。


「ここもあるけど、それにしなかったんだ」


「私、猫舌なので。食べるの時間かかっちゃうと帰るの遅くなっちゃいますし。今日も夜勤なんですよね、きっと」


私がそう言うと高倉さんは箸を止めて驚いた顔で私を見る。


「違いました?」


会社って大体、週替わりの三交代が多いと思ったんだけど、違ったかな。


「いや、そうだけど。気にしなくてもよかったのに。誘ったの俺だし」


苦笑いしながらそう言う高倉さんに私は真剣な顔で力説する。


「ダメですよ。夜起きてるってだけで大変なんですから。ちゃんと寝た方がいいですよ。夜勤の辛さは一応知ってますからね」


病院で働いてた時は二交代だけど夜勤やってたし。いくら昼間寝ているとはいっても、夜寝れないのって結構きつい。


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