運命の恋は健康診断から始まる
「これは買わなくていいよ。読むなら俺、貸すし。だから歩ちゃん、こっち貸してくれない?」
そう言って自分の持っていた本も棚に戻してしまう。
「いいですけど。それって、あの……」
また、会ってくれるってことなのかな。
宗一郎さんを見上げると、少し笑って私を見る。
「……うん、そう。また会う口実」
そう言われてドキッとする。それが合図みたいに心臓がドキドキ言い始めて……な、なんか暑い。
ど、どうしよう。ドキドキしすぎて息の仕方も分かんなくなってきちゃって苦しい。
ちょっと落ち着かないと。どうにかなっちゃいそうだ。
「もし、彼氏とかいないなら……また会ってくれない?」
彼氏なんていないけど。ちょっと不安そうに私を見てる宗一郎さんに胸がキュンとする。