運命の恋は健康診断から始まる

かわいいって、ふ、服の事かな。


ニットのワンピース着て、確かに私なりにかわいい格好をしてきたつもりではあるけど面と向かって言われると嬉しいけど恥ずかしい。


「あ……りがとう、ございます」


赤くなりつつお礼を言うと宗一郎さんはクスッと笑って私の背中に手を当てる。


「じゃ、車にどうぞ。寒いでしょ」


そう言われて宗一郎さんの車らしいワゴン車の助手席に乗るとふわりといい匂いがする。


健診の時もこないだもこの香りがしたから、やっぱり香水つけてるのかな。


運転席に座る宗一郎さんを見て、車って密室なんだと当たり前なことに気付いてドキドキしてしまう。


「俺の家、ここから十分くらい。歩ちゃんの家は、一駅手前だっけ?駅から近いの?」


「はい、駅まで歩いて十分くらいなので近いですかね。通勤は車ですけど」


朝早かったりするといい電車がなくてものすごい早いのに乗らなきゃいけなかったりするから通勤は車の方が便利なんだよね。


なんせ私、朝弱いし。





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