運命の恋は健康診断から始まる
やっぱり宗一郎さん、すごく優しい。笑顔も、すごく好きだな。
「あ、ケーキ。歩ちゃん、どれにする?」
そう言って小皿を渡されて思わず受け取ってしまう。
「宗一郎さんに買ってきたので、私はいいですよ」
そう言って手と首も横に振る私に、宗一郎さんも笑いながら首を横に振る。
「一人で食べるの寂しいから、一緒に食べてよ」
そう言われると、お断りするわけにもいかないからフォークを握って構える。
「……じゃあ、いただきます。あ、でも宗一郎さん先に選んでください」
私が買ってきたやつだし。どれも食べたことあるし。そう思ってそう言うとなぜか驚いた顔で宗一郎さんは私を見てる。
「……やっぱり歩ちゃん、優しいよね。今までいなかったタイプだな。じゃ、チーズケーキいただきます」
「あ、はい。どうぞ……じゃあ私フルーツタルトにします」
そう言うと宗一郎さんがお皿に私の言ったケーキをのせて渡してくれる。