運命の恋は健康診断から始まる
「ちょっと肩貸してもらってもいい?」
肩?やっぱり眠いのかなと思って、いいですよと答えると、宗一郎さんは私の肩に頭を乗せる。
うわ、簡単にいいって言っちゃったけど……ド、ドキドキする。
宗一郎さんの髪が、頬に触れてちょっとだけくすぐったい。
「何でだろう。歩ちゃんといるとすごく安心する。十五も年下の子に甘えたくなるとか、ちょっと情けないけど」
ドキドキするけど、それを嫌だとは思ってないから全然大丈夫だ。むしろ私は、それを嬉しいと思っている。
「私で良かったら、いつでも肩くらい貸しますよ」
そう言った私に宗一郎さんは低い声で小さく笑う。
「……ありがと」
そう呟いた宗一郎さんから少しすると規則正しい寝息が聞こえてくる。