熱恋~やさしい海は熱砂の彼方~
1学期の期末テストの最終日、最終科目。
テスト終了時刻を5分後に控え、3度目の見直しを終えた今、頭の中には“はやく家に帰ってシャワーを浴びたい”という思いだけしかなかった。
夏だから暑いのは当然だけど、風がまったくないうえに湿度が異状に高くて、教室は、ほとんどサウナ状態だった。
全身を流れる滝のような汗は止まらず、制服の下に着ているTシャツが背中にペタッと貼り付き、胸の谷間に流れる汗が気持ち悪くてたまらない。
あたしはキョロキョロとまわりを見回して、誰も見ていないのを確認すると、セーラーの胸元をめいっぱい下に引っ張って、ウチワ代わりの下敷きであおいで胸の谷間に風を送り込んだ。
あ、ちょっと涼しいっ♪
「キャアッ!!」
突然、背後から両肩をわしづかみにされたあたしは、自分でもビックリするくらいの悲鳴を上げてしまった。
亀のように首を両肩の間に引っ込めながら、顔だけを後ろに向けると、そこにニヤけたジョージ先生の顔があった。
「女子はたいへんだな。こんな暑いのにブラジャーなんかしないといけないんだから。おまけに安座間は巨乳だから肩だって凝るだろ? よし、俺がモミモミしてやろう」