熱恋~やさしい海は熱砂の彼方~

そう言って本当に肩をもみはじめる先生。

「いやっ…」

その手をふりほどこうとするけど、男のヒトの腕力にはかなわなくてふりほどけない。


ジョージ先生は以前から、よく女子のカラダにタッチする先生だった。半分アメリカ人の血が入っている彼はそれを“スキンシップ”と称していたし、女子のほうも好きな先生にカラダを触られるもんだから、キャーキャー言いながらも逆に喜んでいるみたいなところはあった。

あたしも以前なら、軽いタッチくらいなら喜んでいたのかもしれない。

でも、美帆を抱きしめたのと同じソノ両手を使って、あたしのカラダを触っているのかと思うと、なんだかすごく不潔に思えて、たまらないものがあった。

「そんな汚い手で、あたしに触らないで!!」

そう声に出して言えたら、どんなにいいだろう。だけど、何も言えずにされるがままになっているあたしがいた。

助けて……ねぇ、誰か助けてよっ……。


「先生、ソレ、セクハラですよ」


あたしの心の声が聞こえたかのように、オーシャン・ビュー・シートの比嘉くんが落ち着き払った声で言った。

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