イジワル御曹司と花嫁契約
「こんな素敵な花束に車椅子まで。貰っていいのかしら……」
と驚きながら恐縮している母が、チラリと私を見て口を噤んだ。
私は白い封筒の中身を見て、お礼の言葉も言えないほど固まっていた。
中には一枚のカードが入っていた。
タクシーが乗り放題になるカード。
ブラックカードとタクシーカードは現金書留で彰貴の家に送っていた。
そもそも、タクシーカードは一般には売られていなくて、タクシーチケットが一般的だということを、タクシーの運転手さんに教えてもらった。
このタクシーカードは、東郷財閥オリジナルのもので、いくら東郷財閥が抱える病院であってもお祝いの品で渡せるような物ではない。
ということは、このお祝いの品を用意した本当の人物は……。
それに、花束までは分かるけれど、いくらなんでも簡易車椅子までプレゼントするなんてありえない。
と驚きながら恐縮している母が、チラリと私を見て口を噤んだ。
私は白い封筒の中身を見て、お礼の言葉も言えないほど固まっていた。
中には一枚のカードが入っていた。
タクシーが乗り放題になるカード。
ブラックカードとタクシーカードは現金書留で彰貴の家に送っていた。
そもそも、タクシーカードは一般には売られていなくて、タクシーチケットが一般的だということを、タクシーの運転手さんに教えてもらった。
このタクシーカードは、東郷財閥オリジナルのもので、いくら東郷財閥が抱える病院であってもお祝いの品で渡せるような物ではない。
ということは、このお祝いの品を用意した本当の人物は……。
それに、花束までは分かるけれど、いくらなんでも簡易車椅子までプレゼントするなんてありえない。