イジワル御曹司と花嫁契約
そしてすぐに、彰貴と私にだけスポットライトが当たる。

人々は何が起こるのだろうと、しんと静まり返っていた。


もちろん私も、彰貴が何をしようとしているのか分からず、ただ固まるだけだった。


 注目を一身に浴びながら、彰貴は再び片膝をついた。


そしてポケットからベロア生地の小さな箱を取り出した。


 そしてその箱を私の前に差し出して、蓋を開けた。


 ライトが当たって、中の物がキラリと光る。


とても大きなダイヤモンドがついた指輪が光り輝いていた。


息を飲むほど、美しいダイヤモンド。


どこから見ても輝いていて、それは内側から自ら放っている尊い美しさだった。


「結婚してくれ」


 彰貴の口から放たれた言葉に、会場中がざわめいた。


 彰貴はずっと、真剣に、私を下から見上げている。


「偽りでも、契約でもなく、俺と一生を共に過ごしてほしい」
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