未来絵図 ー二人で歩むこれからー
お盆明け。初めて奈々子に、ゲストハウスの資料が手渡された。
「わぁ~素敵~!!イメージがたくさん浮かんじゃう!」
奈々子は、目を輝かせながら、"これもいい~。あれもいい~!"と、イメージを口にしながら休憩所に向かう。
そんな様子を新司としおりは見つめ、ため息をついた。
「勝てる気しないっす!どうしたら、たくさんイメージが出来るんっすか?」
「はぁ~。私なんて泣く泣く頑張ったような感じなのに。」
二人の話を聞きながら、隼がバッサリ。
「勝てるとでも思ってたのかよ?」
ふたりは項垂れるように、隼をみた。
その日から奈々子は、朝早く起きて朝風呂しながら頭の中にデザインを描いては消してを繰り返した。その様子を、泊まりに来ている智也は微笑ましく見ながら、そっと見守る。
智也は、8月になり週末を奈々子の家で過ごすかとが恒例になっていたが、ただ、一緒にいるだけで、以前のように一緒にいても抱くことはない。ただ、抱き締めて寝るだけ。
奈々子は、コンテストに向けて今が一番忙しい時期と分かっているからだけじゃない。
生理が始まったことで、智也はふと思ってしまったのだ。でき婚はしたくない。体を重ねる行為は、愛を確かめる行為だけど、それより、神秘的な行為だと思ってしまったら、抱き締めるだけで十分な気持ちに支配されてきたのだ。
だから、生理が始まった日から、抱くことをやめてしまった。
でも、奈々子は、そんなこととは知らずに、頭を悩ませる。
「あっおはよう。長風呂しちゃった。朝から。」
「デザインまとまった?」
「まだ、思案中。」
お風呂から上がり、朝食の準備をしながら奈々子は答える。智也は、おかずを覗きこみながら"おっ旨そう!"と、食卓に並べていく。以前より距離が近く感じるが、奈々子は、内心ビクビクしてる。
「あのさ。…。」
「ん!?」
ーなんで最近、抱いてくれないの?ー
本当は聞きたい。あれから、2ヶ月何もない。
疲れてる? 忙しい? 生理が来たら妊娠する可能性があるから?
でも、聞けない。
奈々子は首を降った。
「ううん。また、向こうに行くの?」
「いや。当分はこっちにいるよ!旅行が終わってもいるよ。その分、伊納が行く回数増えそう。」
「じゃインテリア決めていくんだね。」
「みたいだよ。今日からいとこが来るから、逢わせるわ。」
「そうなんだ。分かった。」
ふたりは、会話をしながらご飯を食べる。奈々子が不安に思っているとはしらない智也は、さらに、奈々子を苦しめることになるとは思わずにいた。
「わぁ~素敵~!!イメージがたくさん浮かんじゃう!」
奈々子は、目を輝かせながら、"これもいい~。あれもいい~!"と、イメージを口にしながら休憩所に向かう。
そんな様子を新司としおりは見つめ、ため息をついた。
「勝てる気しないっす!どうしたら、たくさんイメージが出来るんっすか?」
「はぁ~。私なんて泣く泣く頑張ったような感じなのに。」
二人の話を聞きながら、隼がバッサリ。
「勝てるとでも思ってたのかよ?」
ふたりは項垂れるように、隼をみた。
その日から奈々子は、朝早く起きて朝風呂しながら頭の中にデザインを描いては消してを繰り返した。その様子を、泊まりに来ている智也は微笑ましく見ながら、そっと見守る。
智也は、8月になり週末を奈々子の家で過ごすかとが恒例になっていたが、ただ、一緒にいるだけで、以前のように一緒にいても抱くことはない。ただ、抱き締めて寝るだけ。
奈々子は、コンテストに向けて今が一番忙しい時期と分かっているからだけじゃない。
生理が始まったことで、智也はふと思ってしまったのだ。でき婚はしたくない。体を重ねる行為は、愛を確かめる行為だけど、それより、神秘的な行為だと思ってしまったら、抱き締めるだけで十分な気持ちに支配されてきたのだ。
だから、生理が始まった日から、抱くことをやめてしまった。
でも、奈々子は、そんなこととは知らずに、頭を悩ませる。
「あっおはよう。長風呂しちゃった。朝から。」
「デザインまとまった?」
「まだ、思案中。」
お風呂から上がり、朝食の準備をしながら奈々子は答える。智也は、おかずを覗きこみながら"おっ旨そう!"と、食卓に並べていく。以前より距離が近く感じるが、奈々子は、内心ビクビクしてる。
「あのさ。…。」
「ん!?」
ーなんで最近、抱いてくれないの?ー
本当は聞きたい。あれから、2ヶ月何もない。
疲れてる? 忙しい? 生理が来たら妊娠する可能性があるから?
でも、聞けない。
奈々子は首を降った。
「ううん。また、向こうに行くの?」
「いや。当分はこっちにいるよ!旅行が終わってもいるよ。その分、伊納が行く回数増えそう。」
「じゃインテリア決めていくんだね。」
「みたいだよ。今日からいとこが来るから、逢わせるわ。」
「そうなんだ。分かった。」
ふたりは、会話をしながらご飯を食べる。奈々子が不安に思っているとはしらない智也は、さらに、奈々子を苦しめることになるとは思わずにいた。