未来絵図 ー二人で歩むこれからー
奈々子と篤史の会話はリビングには丸聞こえ。リビングのみんなもしんみりと話を聞いてる。
「俺、初給料であの婚約指輪買ってたんだ。」
「えっ…。」
「俺、本当に奈々子と家族になりたかった。早く奈々子と家族になりたくて、死に物狂いで頑張った。こどもが出来ないかもしるない、なら、犬をたくさん飼えばいいなんて一人で思いながら、奈々子が仕事頑張ってるの知ってて、俺と仕事どっちが大事なんだって言ったりしてさ。」
「ほんと、その言葉はあんまりだわ。」
「奈々子との時間は誰にも負けない筈だったんだけどな…。あっさり、松本さんに行くんだもんな。」
「えっ!?な、なんで!」
奈々子が勢いよく、智也の方を向く。
「あの、すっげーこっちをみてる人だろ?」
「そうだけど…。」
「松本さん、ちょっとこっちに来てもらって良いですか?」
智也は、手に持っていたグラスを静かにおいた。みんなはただ見守る。寝室に入り、奈々子の隣に座ると、篤史は智也の正面に座り直した。
「俺じゃ幸せに出来ませんでした。松本さん、奈々子をよろしくお願いします!」
「君に言われるまでもないよ。幸せにするから。」
「それ聞いて良かった!」
「ちょっと…何で松本さんのこと知ってるの?」
不思議そう聞く奈々子に対して、"はぁ?"と言う顔をする。
「ワイン工房は俺も何回も行ってるだろ!?それに、奈々子相当付き合ってた頃、俺に失礼なこと言ってるからな?」
ワイン工房と聞いて、納得したが次の言葉には納得しない。何があったんだろうと思ってしまう。
「俺は、たびたび話に出てくる松本さんって男とは思ってなかったんだよ。それを"篤史より松本さんとの未来の方が想像出来る"とか言われたらさすがに、俺も気がつくよ!」
「えっ私いつそんなことを…。」
「教えてやらん!あっ松本さん、良かったらこれを。」
篤史が智也に分厚いアルバムを渡した。
「俺、初給料であの婚約指輪買ってたんだ。」
「えっ…。」
「俺、本当に奈々子と家族になりたかった。早く奈々子と家族になりたくて、死に物狂いで頑張った。こどもが出来ないかもしるない、なら、犬をたくさん飼えばいいなんて一人で思いながら、奈々子が仕事頑張ってるの知ってて、俺と仕事どっちが大事なんだって言ったりしてさ。」
「ほんと、その言葉はあんまりだわ。」
「奈々子との時間は誰にも負けない筈だったんだけどな…。あっさり、松本さんに行くんだもんな。」
「えっ!?な、なんで!」
奈々子が勢いよく、智也の方を向く。
「あの、すっげーこっちをみてる人だろ?」
「そうだけど…。」
「松本さん、ちょっとこっちに来てもらって良いですか?」
智也は、手に持っていたグラスを静かにおいた。みんなはただ見守る。寝室に入り、奈々子の隣に座ると、篤史は智也の正面に座り直した。
「俺じゃ幸せに出来ませんでした。松本さん、奈々子をよろしくお願いします!」
「君に言われるまでもないよ。幸せにするから。」
「それ聞いて良かった!」
「ちょっと…何で松本さんのこと知ってるの?」
不思議そう聞く奈々子に対して、"はぁ?"と言う顔をする。
「ワイン工房は俺も何回も行ってるだろ!?それに、奈々子相当付き合ってた頃、俺に失礼なこと言ってるからな?」
ワイン工房と聞いて、納得したが次の言葉には納得しない。何があったんだろうと思ってしまう。
「俺は、たびたび話に出てくる松本さんって男とは思ってなかったんだよ。それを"篤史より松本さんとの未来の方が想像出来る"とか言われたらさすがに、俺も気がつくよ!」
「えっ私いつそんなことを…。」
「教えてやらん!あっ松本さん、良かったらこれを。」
篤史が智也に分厚いアルバムを渡した。