未来絵図 ー二人で歩むこれからー 
 それから、更にお酒をあおった奈々子は、とろんっとした瞳で、智也を見て腕を絡めてくる。計算じゃないが、腕に胸があたり、その腕に、意識が集中する。だが、やよいと瑞希は助けなんてせずに、クスクス、ニヤニヤしている。

「おい、絡むなよ。」

「絡んでません~。」

「絡んでるだろ?」

 奈々子は、じっと見つめ返し、ニコッと笑った。

「私、彼氏との未来が全然見えないの。…でも、松本さんとの未来は想像できちゃうんだよね?……変だよね。」

 完全にノックアウトだ。本人にしたら酔った勢いの発言だし、意味がない言葉なのかもしれない。

 その後、酔いつぶれ智也に寄りかかってきた、奈々子を見てやよいと瑞希が智也、言った。

"気持ち伝えたほうがいいよ。"
"んっ、頑張ってみるよ。"

 智也は、この日、自分の気持ちを伝える決意をした。
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