未来絵図 ー二人で歩むこれからー 
「松本さん、一旦帰ります?服とかは?」

「あ、ここからでいいよ。終電ないときは、ネカフェに
行くときあるから、下着は持ち歩いてるし。会社に行けば一式あるし。」

「じゃ時間ありますね。私、仕事の朝は早く起きて、アイディアをまとめたりするんですよ。だから、今日も早起きだけど、松本さんもう少し寝てても良かったですね。」

「あっ、そういえば売上3倍の策は練ってあるの?」

"うふふっ"と言いながら、イベント時に何をするのか教えてくれる。

 体験コーナーをもうけること。マカロンの形にプリザをいれるアレンジの体験。ハーブSOAP作りに、アロママッサージ、ハーブティー試飲、雑貨のセルフラッピング。

「一日で思い付いたのか?すごい。」

「マカロンは広報に話すつもりでいたんだけど。折角、隼くんもまっきーも資格もってるんだし。しおりちゃんも、経験生かしてほしくて。」

「誰が何を?」

「マカロンをわたしが。アロママッサンージをしおりちゃん。ハーブ関係をまっきー、ラッピングを関係を隼くんに。体験コーナーを時間制にして空いてる人が、店頭。レジを外にだして、ホテル前の広場にテントをおいて、お店を拡大する!」

「なんか楽しそうだなぁ~。」

「ねえ、ワクワクする!そんなことを朝風呂で考えるの。」

 キラキラと瞳を輝かせながら話す奈々子を優しい眼差しで友谷はみつめた。

< 48 / 143 >

この作品をシェア

pagetop