未来絵図 ー二人で歩むこれからー
それから、立て続けに三回体を重ねる。我慢していた反動や恋愛をあきらめてしまっていた反動が1回求めるとさらにもう1回とお互いに求めてしまう。シャワーも浴びずにひたすら、求めた。
ー気がつけば家に来てから3時間。
智也の横には気持ち良さそうに寝息をたてる奈々子が寄り添う。頭を優しく撫でると、すり寄ってきて、素肌同士がふれ合う。無意識の行為たが、智也はすっかり目が覚めてしまい、起こさないように、布団から出た。
シャワーを浴びながら、自分にこんなにも、性欲がある事に驚いた。
"高校生かよ!"思わず呟く。奈々子と出会う以前は恋愛に興味もなく、経験なんてあまりなかった。奈々子と出会ってからは、欲しいけど手が出せない、出したらいけないと思い、抑え込んでいた。その反動か、三回してもなお求めてしまいそうだ。
本当に今日は忘れられない日になった。ー
ーふと、目覚めたら隣に智也はいない。でも、まだ温かく、智也の名残がある。すごく幸せと思えるのは、気遣ってくれたこと・愛をささやいてくれたこと・自分にしか見せない姿を見せてくれたことなんだろうと思う。
本当に久し振り、3年くらいかな?あんなに自分が求めてしまい、快楽にどうにかなってしまいそうな経験はしたことがない。
彼に出会って良かったと心から思うー
「起きてたんだ。シャワー浴びる?」
「借りようかなぁ?」
「バスタオルは、棚からどうぞ。服はみんな乾燥機にかけてんだよね。寝るときは、彼シャツで、よろしく。」
「?彼シャツ?」
「はい、男の憧れ。」
と、シャツを渡される。"よくわからないけど、ありがと!"と、奈々子は受けとるが、シャワー後、奈々子は後悔することになる。
「松本さん!……これは、ちょっと!」
「俺しか見ないよ?」
「恥ずかし…。」
シャツの裾を精一杯引っ張り、すこしでも長くしようと試みるが、その手をすぐに引っ張られた。
「俺としては、ボタンを1つ外して、袖をちょっとまくりあげ、床にぺちゃんと座って、上目使いかなぁ?」
「松本さん!!もう!」
「しってた?俺は奈々子限定で肉食系みたい。」