未来絵図 ー二人で歩むこれからー
その後、温泉周辺の散策をし、お互いに大浴場に入った後に、敷地内のお土産屋等をみて回り、ここの名物と言われている、ランタンをみて、夕食までの時間を過ごす。
「すごいご馳走だな!」
「わぁ本当に凄い!」
声を出して感動し合う。
「昨日の夜は、和室で懐石食べたんだけど、それよりすごいよ。」
「昨日は、親子水入らず。ゆっくり過ごせました?」
「奈々子も来れば良かったのに。社長もいたしさ。」
「えっ!?社長?」
「あぁ。仕事の話の延長で。まだ、オフレコなんだけど。」
前置きしながら、昨日の話をしてくれる。ワイン工房ーMATSU ーの西の方に、今は誰も使用しない古い洋館があることは奈々子は知っていた。それを買取り手直ししてゲストハウスにすると社長が決めたという話に奈々子は驚いた。1日一組のゲストウェディングやガーデンウェディングを可能だろうと聞くだけで夢が広がる。
「そこの管理人を俺の親にって話で。まぁ前々から出てた話みたいだったけど。」
「そうなの?ゲストハウスってことは、パーティー中心でしょ?いつ頃から?てか、私に話して良かったの?」
「あぁ、社長から話していいって言われてるから。来年の6月にオープンらしい。支配人、プランナー、フラワーデザイナーを一人ずつ、本店から出すらしい。」
「本店から?じゃ、私たちが対象ってこと?」
「まぁ、社長の中ではほぼ、決まってるみたい。」
「支配人は、松本さんが。プランナーが隼くん。フラワーデザイナーは決めかねてる感じかな?」
「すげっ何でわかるの?」
「智也くんが、総支配人にならない時点でなんかあるのかなぁと勘ぐるじゃない?」
智也は嬉しそうに"あっ普通に名前呼んでくれた。"と微笑んだ。
「それに、隼くんが、入って来るときに、インテリアコーディネーターとか色々資格もってるんだけど、本当はプランナーやりたいって本人言ってたし、社長もそのうちとか言ってたから。」
「へぇ。社長はほのめかしてたわけか。」