未来絵図 ー二人で歩むこれからー
新人の牧田の歓迎会で、
あの可愛い衣装を着る奈々子さんを想像したとき。
普通に牧田に触れる奈々子さんを見たとき。
これから先に進みたいと奈々子さんが言ったとき。
なんで俺はやきもきしてるんだろう。
あっ、俺、奈々子さん好きなんだ。
松本さんや奈々子さんの気持ちを知ってて、自分の中で渦巻く感情は、恋だったんだ。そう納得した。
でもそれからが苦悩の始まりだった。
飲み会の次の日、松本さんが眼鏡で仕事をしてた。
(えっ?もしかして、泊まった?)
食堂で、弁当をニコニコしながら食べてた。
(もしかして、奈々子さんの手作り?)
二人の雰囲気が変わった。でも、恋人っぽくない。
マカロンイベントの衣装を着る奈々子さんを見たとき、俺は顔が真っ赤だった。その時に、牧田に気持ちがバレた。宮崎なんてずっと気がついてたみたいで、いじられてたけど。
普段から、想像できない奈々子さんで、目をあわせるのにすごい勇気がいった。
(足、長い!胸、デカイ!これメチャメチャ似合ってる!)そんなことを思った。
イベントの打ち上げで、奈々子さんが、席を立ったとき、"今日、奈々子、お持ち帰りするから"そうみんなの前で宣言した松本さん。その次の日、付き合い始めた。
その後、ガルディオの買収やらで、二人は離れ離れになりやっと、先日、帰ってきた。
温泉旅行から帰ってきて、髪型ちがうとすぐに気がついた。首筋にしるしがあることに。上手く消してるつもりだろうがそれでも、うっすらとみえる。かなり強いマーキングだ。
そして、ロッカーで牧田と松本さんが話してたことをきいて、羨ましくもあり嫉妬してしまった。
ー温泉良かったっすか?ー
ー良かったよ!盛り上がりすぎて、一箱つかっちまったよ。ー
ーえっ!!まじっすか?どんだけですか、松本さんー
ーいや、俺もびっくりで。可愛い奈々子が悪いんだよ。ー
ちょっと想像した。いや、かなり、想像した。
俺は、どうすることも出来ず、苛立ちした気持ちを隠すことも出来ず、朝礼前までずっと不機嫌な態度であった。