乙女は白馬に乗った王子を待っている
ゆり子はもう31。
リーチがかかっている。
仕事はごらんの通りだし、結婚どころかカレシさえいない。
実家に帰ったところで、仕事があるわけでもなし、結婚できるとすれば、農家の跡取りぐらいなものだろう。
「ああー、人生詰んだわ。」
大声で叫んだ時、目の前の電話が鳴った。反射的に受話器を取る。
「はい、グッドスタッフカンパニーです。」
電話の向こうからはのんびりした声が聞こえた。
「もしもしぃ、ハケンの会社ですよね〜、何か仕事ありますかぁ。」
ゆり子は思わず茶を吹き出しそうになった。
何か仕事ありますかぁ、だと!?
そんな簡単に仕事が見つかるなら、アタシはこんなとこでアンタの電話を取ってないわい!……と、怒りそうになるのをかろうじて押さえて答えた。
「一度、詳しくお話をさせて頂きたいのでご来社頂けますでしょうか。」
それから、一通りの情報を聞いて次の日の朝9時半に来てもらうように言い電話を切った。
それからは一本の電話も入って来ることもなく、こまごまとした雑務をしていると、3時前に高橋が戻って来た。
リーチがかかっている。
仕事はごらんの通りだし、結婚どころかカレシさえいない。
実家に帰ったところで、仕事があるわけでもなし、結婚できるとすれば、農家の跡取りぐらいなものだろう。
「ああー、人生詰んだわ。」
大声で叫んだ時、目の前の電話が鳴った。反射的に受話器を取る。
「はい、グッドスタッフカンパニーです。」
電話の向こうからはのんびりした声が聞こえた。
「もしもしぃ、ハケンの会社ですよね〜、何か仕事ありますかぁ。」
ゆり子は思わず茶を吹き出しそうになった。
何か仕事ありますかぁ、だと!?
そんな簡単に仕事が見つかるなら、アタシはこんなとこでアンタの電話を取ってないわい!……と、怒りそうになるのをかろうじて押さえて答えた。
「一度、詳しくお話をさせて頂きたいのでご来社頂けますでしょうか。」
それから、一通りの情報を聞いて次の日の朝9時半に来てもらうように言い電話を切った。
それからは一本の電話も入って来ることもなく、こまごまとした雑務をしていると、3時前に高橋が戻って来た。