乙女は白馬に乗った王子を待っている
高橋と別れてからも、さっきのガーデンテラスの余韻がまだ残っている。
気持ちの良い夜風に当たりながらほろ酔い気分で歩いていると、後ろから肩をポンと叩かれた。
振り返ってみると、翔太だった。
「仕事帰り?」
ゆり子は翔太と並んで歩きながら、こくりとうなずいた。
「翔太は?」
「うん。さっき最後の宅配を届けて来たところ。
おじいちゃんからの苺のお届けものでさ、ピンポンて押したら、5歳ぐらいの男の子が飛び出して来て、わーい!苺が来た〜〜!って駆け回ってたよ。」
「へえ。」
「おじいちゃんとこが苺農家で、毎年楽しみに待ってるんだって。」
「まだ5歳なのに、毎年楽しみって。可愛いねえ。」
「そう。こっちは、ただ宅配便を届けるだけなんだけどね〜、
あんな顔でありがとう、って言われると、すっげーいいことした気分。」
ゆり子は嬉しそうに笑う翔太の横顔に見とれた。
気持ちの良い夜風に当たりながらほろ酔い気分で歩いていると、後ろから肩をポンと叩かれた。
振り返ってみると、翔太だった。
「仕事帰り?」
ゆり子は翔太と並んで歩きながら、こくりとうなずいた。
「翔太は?」
「うん。さっき最後の宅配を届けて来たところ。
おじいちゃんからの苺のお届けものでさ、ピンポンて押したら、5歳ぐらいの男の子が飛び出して来て、わーい!苺が来た〜〜!って駆け回ってたよ。」
「へえ。」
「おじいちゃんとこが苺農家で、毎年楽しみに待ってるんだって。」
「まだ5歳なのに、毎年楽しみって。可愛いねえ。」
「そう。こっちは、ただ宅配便を届けるだけなんだけどね〜、
あんな顔でありがとう、って言われると、すっげーいいことした気分。」
ゆり子は嬉しそうに笑う翔太の横顔に見とれた。