love square~四角関係なオトナ達~
「なぜあそこがわかったの?」


「これです」


琉偉は1枚のメモをあたしに見せた。


『琉偉、怜玖、君たちの姫葵はもういないよ』


たった1行のメモ。


「これであたしを探してくれたの?」


「“もういない”そのフレーズに嫌な予感がしました。工場も納屋も思いつく限り探しましたが、どこにも2人の姿はなくて。最終的に春流が選ぶのはあの家しかない、と」


「そっか…。いく兄ちゃんは…?」


「ここに戻る前にすぐ連絡しました。もうじき帰って来ると思います」


「うん」


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