love square~四角関係なオトナ達~
「姫葵さん」


「なぁに?」


「どれだけ無茶をしたかわかってますか?ノコノコ春流について行って自由を奪われて。本当に殺されるところだったんですよッ!?」


「そうだけど…。春流だけを責めるなんて、できないよ…」


「その優しさが仇となったんです。もう2度とこんな…」


「あたしは平気。それより春流が心配だよ…。ねぇ、いく兄ちゃんが戻ったらみんなで探しに行こ?きっとどこかで泣いてるよ…」


「自業自得です。姫葵さんを恐怖におとしいれて、許されるなら私がこの手で…!」


「琉偉、そんな事言わないで?大切な仲間じゃない?」


「あなたって人は…。お人好しを通り越すとただのバカです」


「フフッ…。そうだね。あたし、バカかも」


「私もバカでした」


「琉偉…?」


「1人で乗り込むべきではなかった。1人で春流を止められないのはわかっていました。しかし、あのまま姫葵さんを失くしてしまうかも、と、恐怖と怒りだけに支配されて感情を剥き出しに…。あなたのように静かに春流を悟すべきでした」
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