love square~四角関係なオトナ達~
「あれほど社長の娘だから味見禁止と言っただろ」


「えーっ!だってさ、あの寝顔見ちゃったら誰だって下半身暴れるよ~」


「下品な言い方するな」


「琉偉だってキスマークつけたくせにぃ」


「合意の上だ」


「えーっ!琉偉は良くてボクはダメなのー?」


「まだ…してない」


「へ…?」


「だから“まだ”だ、と言っている」


「何それー?キスマークだけで、シてないの?」


「会っていきなり襲いかかるなんて、春流くらいのモンだ」


「だよねー♪」


「「じゃないッ!」」


あたしと工藤の声がハモると、春流は着衣を直し、再びあたしに顔を寄せた。


「朝からゴメンネ~♪やっぱ夜の方がムードあるよねっ」


「夜だってお断りよッ」


「またさっきの声、聞かせてね、ぴぃちゃん!じゃ、後始末ヨロシクー」


春流はチャラさ全開で部屋を出て行った。
< 30 / 240 >

この作品をシェア

pagetop