love square~四角関係なオトナ達~
工藤はベッドの上で布団をかぶったままのあたしの脇に座って。


優しく左側の長い髪を耳にかけてくれて。


頬を親指でスッと拭うと。


───ちゅっ…


短く切った前髪をかき分けて。


───ちゅっ…


さっき春流にあんなことされても熱くならなかった身体が。


子供をあやすように触れる工藤の唇があたしを火照らせる。


「いかがですか?」


そう言う工藤のメガネの奥は昨日と同じに恥ずかしそうで。


なんだかそれがあたしの気持ちを落ち着かせた。
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