love square~四角関係なオトナ達~
「怜玖~。まだ帰んないのー?」


春流の言葉にチラッと目だけをくれたゴツイ印象の人。


白衣に帽子、マスクで表情が読めないせいか、冷たい感じがした。


「何か用か」


コンロの鍋で何やら煮ているのか、くぐもった声だけをくれた。


「ぴぃちゃん連れて来たよ~♪」


「フンッ。例のワガママなご令嬢か」


「全然そんなことナイよっ!すっごいキュートなコだよ☆」


「オレには関係ない」


「あ!そうだ♪残業切り上げてさ、4人でぴぃちゃんの歓迎会しよ☆」


「ありがた迷惑な話だ」


「んじゃ、1時間後、ボクの部屋で待ってるね~」


「知らねーぞ」


お互い自己紹介もなく、春流の一方的な誘いで退室。


「あっ、えっと!失礼しましたっ」


あたしは職員室を出る生徒のように頭を下げて春流の後を追った。
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