love square~四角関係なオトナ達~
出会った朝から曇りも陰りもどこにも見せなかった春流。


どんな気持ちでいたの?


その暗闇から、あたしはあなたを救える?


手を差し伸べたパパのように、あたしも春流の光になれるのかな…。


きっと。


きっと、今のあたしにはそんな大きな愛も、照らせる光もナイ。


だったら何ができるだろう…。


毎日一緒にいて、仕事して、他愛もない話をするだけ?


それじゃ足りないよ。


見つけなきゃ。


あたしが春流にできる“何か”を、探さなきゃ。


少し立ち止まって上を向く。


あたしの真横にある影をえいっ、て踏んで、事務所へ続く石畳の道を確かな足取りで歩いた。
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