love square~四角関係なオトナ達~
───ドンッ!
誰かにぶつかり、尻もちをついて転んでしまった。
「…っ…っ…誰?春流…?」
涙でかすむ視界と夕陽の逆光でぶつかった相手が誰だかわからない。
「ヒマリ?」
「怜玖、さん…」
「時間になっても来ねぇから探してたんだぞ。お前…泣いてんの?」
「な、泣いてないもん…」
「あそ。さ、残業行くぞ」
「…っ…っ…!行きたくない…」
「は?仕事放棄?けっこうなご身分だな」
こんな状況でも、というか、だからこそ“身分”なんて言葉を持ち出されたことに腹が立つ。
その“身分”に振り回されているあたし。
社長の娘じゃなかったら…!
誰かにぶつかり、尻もちをついて転んでしまった。
「…っ…っ…誰?春流…?」
涙でかすむ視界と夕陽の逆光でぶつかった相手が誰だかわからない。
「ヒマリ?」
「怜玖、さん…」
「時間になっても来ねぇから探してたんだぞ。お前…泣いてんの?」
「な、泣いてないもん…」
「あそ。さ、残業行くぞ」
「…っ…っ…!行きたくない…」
「は?仕事放棄?けっこうなご身分だな」
こんな状況でも、というか、だからこそ“身分”なんて言葉を持ち出されたことに腹が立つ。
その“身分”に振り回されているあたし。
社長の娘じゃなかったら…!