俺様彼氏はShy Boy?
右耳のピアスを外すために、海斗から少しだけ視線を逸らすと。
視界の隅にチラリと見えた海斗の表情が嬉しそうで、胸がキュッと締め付けられる。
ピアスを外すと、代わりにと海斗のオニキスのピアスを右耳に付けてくれる。
耳たぶが、熱い。
そこに心臓があるかのようにドキドキいってる。
「俺にもつけて」
左耳をあたしのほうへと向けて、目を閉じる。
身体を近づけて、そっと耳たぶに触れた。
その距離があたりにも近くて、微かにてが震えてるような気がした。
やっとの思いでルビーのピアスを海斗の左耳につけ終わったところで。
海斗は、閉じていた目をゆっくり開けた。
二人の距離は、鼻先が触れてしまいそうなほど近い。
「…お揃い、だね」
ドキドキした。
観覧車の中、密室で二人きり。
「俺のって、しるし」
その綺麗な顔に、魅了される。
恥ずかしいのに目が逸らせない。
恥ずかしいけど、目を逸らしたくない。
海斗の瞳に映る自分の顔が熱を帯びていた。
引き寄せらて、抱きしめられる。
「今日は何の日?」
「……海斗の誕生日」
「ん。それから?」
それから?
それから…今日は……
「……1年記念日」