俺様彼氏はShy Boy?


数少ないけれど、何度か入ったことのあるあたしの部屋に迷わず進んでいく。


「待って……」

「なに、ねみいんだけど」


不機嫌な声。

でも、振り返ってはくれないからその表情はわからない。


「ねぇ…」

「だから、何だよ」


一緒に寝るの?

あたしの頭の中は期待と不安が渦巻く。


カチャリと開いたあたしの部屋に、何の躊躇もなく入っていく。

電気のつけられていない部屋は真っ暗で。

掴まれていた腕が離されたかと思うと、あたしの身体はベッドへと投げ飛ばされていた。


何度かバウンドした身体は、ギシッと軋んだ音とともに海斗に組み敷かれていた。


「…か、海斗?」


真っ暗でまだ目が慣れていなくて。

海斗の表情が全然見えない。


だけど、海斗が纏う雰囲気がいつもと違って。

なんだか、怖かった。


近づく距離に、次第にわかる海斗の表情。

その顔はどこか苦しそうで、切なく歪んで見えた。

眉をしかめ、真っ直ぐに見下ろされてるその瞳は。

苦しさにもがいているようにも見えた。



それが、何を意味するの?


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