俺様彼氏はShy Boy?


ついさっきまで触れたいと思ってた。

海斗と、そうなればいいと思ってた。


でも、何かが違う。

こんなの望んでいたものじゃない。


唇が重なり。

海斗の手がTシャツの裾から侵入してきて身体を弄る。

その手は酷く冷たくてビクンと震えた。


背中に回った手が器用に下着のホックをパチンと外すと、胸の締め付けはなくなったのに。

心がまだ締め付けられたまま。


苦しくて、息が出来ないよ。


それなのに、嫌だと思う気持ちとは裏腹に。

海斗が触れていく場所は高揚して熱を帯びていく。


身体が勝手に反応して、彼を求めてしまう。


「……好きだよ、海斗」


切ない顔をして海斗に触れ、真っ直ぐ見つめた。

何度も何度も、想いを口にする。


ねぇ、だから。

あたしを見て。

今の海斗の瞳に、あたしはちゃんと映ってる?



「…っん……」


思わず出てしまった甘い吐息。

止まることのなかった海斗の手が、ピタリと止まって。

そのままあたしの隣に倒れこんだ。


「……無理」


仰向けに寝転んだ海斗は、自分の顔を腕で隠して小さく呟いた。


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