俺様彼氏はShy Boy?


一度でも接触してしまえば。

気になっていた自分の気持ちを簡単に蓋することなんて出来なくて。

気がつけば、彼のことを目で追っていた。

同じ教室にいる彼の声に、聞き耳を立ててた。


いつもクールなイメージの海斗だったけれど。

友だちと一緒にいるときのたまに見せる子供っぽさにギャップを感じて。

その姿にドキドキしたこともあった。


周りを良く見ていて、さりげなく優しくて。

見た目とは裏腹に、実は頭が良くて。


海斗のことを観察するようになって、気がついたの。

いつも回りに女の子が囲っているけど。

海斗からは話しかけたりすることがなかった。

ベタベタと彼の腕や身体に触れる女の子たちと違って、海斗からは彼女たちに触れることはなかった。

海斗は、彼女たちの前で笑うことなんて滅多になかった。


それが意外すぎて驚いたのと同時に。

あの日の笑顔は、あたしだけに向けられたものなのかもしれないと思うと。

やっぱりドキドキした。

もしかしたら、あたしだけが特別なんじゃないかって。

勘違いしてしまいそうだった。


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