俺様彼氏はShy Boy?


探しに行きたくても、もう授業が始まる。

サボるって選択肢だってあったのに。

気にしすぎだと自分に言い聞かせて、ケータイをスカートのポケットにしまって。


「海斗、出なかった」


未来にいつも以上に明るく言う自分に、少しだけ悲しくなった。


授業が始まって、わけのわからない数式が黒板を埋め尽くしていく。

あたしはそれを、ただ呆然と眺めてた。


いつもなら背中に感じる海斗の視線が少しイヤだなと思ってたくせに。

ないと悲しいとか、勝手だよね。


やっぱり、どうしても気になって。

こっそりメッセージを送った。

今は海斗からの返信待ち。

ケータイをギュッと握り締めて、まだかまだかと落ち着かなかった。


海斗からの返信なんて、そんなにすぐに来ることなんてないのに。

時計ばかり気にしてしまう。


海斗の席のすぐ近くにある美佳の席も空いたままで。

それもやっぱり気になってしまう。

気を紛らわすために、黒板の数式をひたすら書いてノートはいっぱいになっていくのに。

頭の中には何一つ入っていかない。

ソワソワした心は、いまだ落ち着くことはない。


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