俺様彼氏はShy Boy?
そんなあたしに、また盛大な溜息が降ってくる。
涙目のまま海斗から視線を逸らそうとした時だった。
「いい加減にしろよ…」
そんな言葉とともに、あたしの腕を掴んで教室から出て行く。
何も言わない。
振り返らない。
ぐいぐいと引かれて連れて行かれた場所は、誰もいない空き教室だった。
掴まれた腕がキリキリと痛み、顔をしかめるあたしを見下ろす海斗だったけれど。
次の瞬間、フワッと体が浮いたかと思うと。
そのまま、机の上に座らされて。
あたしの両端に手を突いて、あたしと視線を合わせてくる。
「…怒ってる?」
さっきの言葉を思い出して。
海斗から目を逸らすことはなかったけれど、その瞳は戸惑いを隠せない。
「怒るようなこと言ったんだ?」
「…そんなつもりじゃなかったんだけど」
「じゃあ、どういうつもり?」
どういうつもりって……
そんなの、ただ海斗が好きって伝えたかっただけなのに。
「…迷惑?」
宇宙一とか言っちゃうあたしは、海斗にとって重たいだけなのかも。
「迷惑、だな」
やっぱり…迷惑だったんだ。