俺様彼氏はShy Boy?
どうぞ、と先に入った海斗に言われ。
もう逃げられないと諦めて部屋の中に入った。
『わぁ……』
入ってすぐに、思わず出てしまった声。
海斗の部屋は思った以上に綺麗で、モノトーンの家具でまとめられていた。
綺麗に整頓されたたくさんのCDやDVDが目に飛び込んできて。
『すごい……』
独り言のように呟き、引き寄せられるようにその棚の前に歩みを進めていた。
『座ったら?』
クスクス笑う海斗が視界の隅に映って、ぼーっと突っ立てる姿を見て笑われたんだと理解した途端に恥ずかしさが込み上げてくる。
『え、映画、好きなの?』
慌てて海斗の向かい側に座り、視線は海斗ではなくたくさんのDVDのまま海斗に聞いてみれは。
『嫌いじゃない』
そう素っ気なく答える。
その声がさっきまでの楽しそうな声とは違ったことが気になって海斗に視線を戻すと。
バチッと音を立てたかのように視線が重なり合った。
海斗の瞳に吸い込まれそうになって、逸らすことを許してはくれないような真剣な眼差し。