俺様彼氏はShy Boy?


制服だけは海斗に言われたとおり朝のうちに元に戻して、いつもの自分に戻っていた。

昼休みになってから、友だちにメイク落としを借りてメイクを落とした。


美佳は結局2時間遅刻して学校に来て。

相変わらず休み時間のたびに海斗の隣を陣とっていた。


モデルのようにスタイル抜群で美人な美佳には誰も勝てる気がしないのか。

美佳はいわゆる女王様。

海斗の隣は美佳のものみたいな雰囲気に、誰も何も言わない。

それが当たり前みたいな雰囲気が教室、特に海斗の周りには漂っていて面白くはない。


そんな教室から逃げるように未来をつれて出て行き。

話をするために誰もいない視聴覚室に入り、そこでお弁当を広げた。


「で、何があったの?」


あたしの前に座った未来は、そんなあたしをしっかりと見据えて。

その瞳は真剣そのものだった。


「…何もないの」

「比奈!!」

「嘘じゃないよ。何かがあったわけじゃないんだよ」

「じゃあ、どうしてそんな顔してるの?」


そう言う未来のほうが泣きそうな顔をして。

胸がギュッと締め付けられる。


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