俺様彼氏はShy Boy?
「昨日、何があったの?」
「…何って言うか」
「美佳に、何か言われた?」
「えっ?」
「…図星」
あたしは左右に首を振る。
何も言われてない。
何もされてない。
何も確証はない。
「違うよ。あたしが…ただ不安なだけ」
あたしの言葉に瞳を大きく見開く未来。
「どういう、意味?」
「海斗と美佳が一緒にいるのを見てるのがつらいの」
「比奈……」
「昨日さ未来と別れたあと……」
「うん…」
「見ちゃったんだよね…ホテル街に向って歩いていく海斗と美佳」
「えっ…」
昨日、未来と別れたあとのことを話した。
学校で美佳が勝ち誇ったように笑ったことも。
その笑みと同じような笑みを、海斗と一緒に消えていく美佳に向けられたことも。
前から、この二人のことは気になってた。
はじめは周りと同じミーハーなだけだと思ってたけど。
美佳のあの表情を見るたびに、あたしの不安はどんどん大きくなっていった。
「美佳、海斗のこと本気なのかもしれない」