俺様彼氏はShy Boy?


美佳はあたしから海斗を奪う気なのかもしれないって。

もしかしたら、もう美佳に奪われてるのかもしれないけど。


「でも、海斗くんは比奈のことちゃんと思ってくれてるじゃない」


大丈夫だよと、小さくうずくまるあたしの背中を優しく撫でてくれる。


「…そうだと良いんだけどね」


海斗は、本当にあたしのことを思ってくれてるのだろうか。

海斗はただ、“彼女”という都合のいい存在を近くに置いておきたいだけなんじゃないか。

それにはあたしが好都合だっただけなんじゃいか。


マイナス思考になってる今の自分には、昨日からこんなことばかり考えては。


そんなことない。

海斗を信じよう。


と言い聞かせて。


でもすぐにそんな自信なんてなくなってしまう。

結局、堂々巡りなんだ。


「須藤くんにちゃんと聞こう。真実を確かめよう……」


心配してあたしの顔を覗きこんでくる未来に。

あたしは首を左右に振る。


「だって、それって浮気でしょ? それがもし本当だったら……」


そう言う未来の手をギュッと握った。

もし、本当だったら…? なんだっていうんだ。


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