俺様彼氏はShy Boy?
…変?
その言葉に反応して、あたしは顔を上げて海斗をキリッと睨みつけた。
朝から?
そうだよ、朝からあたしは変だった。
いつもし慣れないメイクして?
制服だって着崩して?
いつもの自分とはまったく正反対の、派手な格好して?
少しでも、海斗の気を引こうと思った。
海斗に女として見てもらいたかったから。
海斗に少しでも“その気”になってほしいと思ったから。
ちゃんと、あたしを見て欲しいから。
全部、全部、
海斗のせい…
海斗があたしを女としてみてくれないから。
海斗があたしじゃなくて、美佳を抱いたりするから。
あたしじゃない女に“その気”になったりするから……
「…海斗がわかんないよ」
「何が? わかんねえのはこっちだろ?」
「………」
「何、その目」
睨んだまま微動だにしないあたしを、海斗も睨みつけてくる。
その瞳がガタガタと震えてしまいそうなほど怖かったけれど。
あたしからは決して視線を逸らさなかった。