俺様彼氏はShy Boy?
「薬、飲んでくる…」
そう言って立ち上がると、クラリと立ちくらみがした。
それを支えるように未来が咄嗟に手を伸ばして。
未来に向って倒れこむあたしを、未来がなんとか抱きかかえてくれたので倒れずにすんだけれど。
意識が朦朧とするあたしの姿を見た未来の顔色が変わった。
「比奈!?」
焦った声は思った以上に大きくて。
近くにいた友だちも『どうしたの?』とあたしたちに視線を向けた。
未来の腕の中でグッタリしてるあたしを見て、周りもザワザワと騒がしくなっていく。
「熱、あるんじゃない?」
未来に言われて、そういえば身体が熱いような気がする。
寒気もする。
気持ち悪い。
喉も痛いような。
目の前がくるくる回る……
「…比奈?」
未来の声がやけに遠くに聞こえたような気がして。
その直後に、目の前が真っ暗になった。
「比奈!?」
未来の叫び声を聞いたような、聞かないような…
そんな曖昧な状態で、あたしはその場に倒れて気を失ってしまった。