俺様彼氏はShy Boy?
先生の笑い方、やっぱり似てる。
海斗と先生は、どこか似ているところがあるって。
ずっと思ってた。
俺様っぽい物言いとか。
偉そうな態度とか。
不敵に笑ったかと思ったら、さっきみたいに優しい顔をするところとか。
どことなく海斗に似てるような気がしてた。
だから、今はこの優しい顔した先生を見ると切なくなる。
「1年ぶりくらいか?」
「そうですね」
1年前。
海斗と付き合うようになって1ヶ月くらいの頃だったかな。
海斗の取り巻きたちに、散々された嫌がらせ。
そのころ、海斗にはもちろん、未来にも相談することが出来なくて。
一人落ち込んで廊下に座り込むあたしに。
『邪魔』
そう冷たい言葉をあたし頭上から吐き捨てるように言ったのは高藤先生だった。
あたしが座り込んでたのがたまたま保健室近くの廊下で。
放課後のもうほとんど生徒が残ってない校内に、先生の冷たい言葉が響いて。
あたしの胸に突き刺さった。
うずくまってたあたしはゆっくり顔を上げて、ギロリと先生を睨みつけた。
だけど、あたしの視線の先にいた先生の瞳が声とは反して優しかったのを覚えてる。