俺様彼氏はShy Boy?


優柔不断で自分勝手で、未練がましい自分。

こんなあたしのこと、海斗は嫌気がさしたっておかしくない。

だから余計に逃げてるのかもしれない。


海斗の口から別れを切り出されたら。


あたしのことなんてもうどうでもいい、忘れたい、終わりにしたい。

海斗から、そんな言葉を直接言われたら。


その言葉を聞いて自分が傷つくのが怖いんだ。

だからあたしは、海斗と向き合うことが出来ないなんて。

そんな自分が、ホント嫌になる。


―…あんた見てるとイライラする。


美佳の言うとおりだよ。


きっと、顔に出さないだけで未来だって同じことを思ってる。

こんなあたしにイライラしてるはず。


「はぁ…」


溜息を吐きながら、無意識にポケットの中に手を入れてギュッと握り締めた巾着袋。

未練がましく、こんなものを持ってるから悪いんだ。


「あたし、どうしたらよかったんだろう……」


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