俺様彼氏はShy Boy?
一人になりたいと、未来に先に教室に戻ってもらって。
あたしは誰もいない空き教室へと入って、そこで窓の外を眺めてた。
梅雨とは思えないほどの青空に、また溜息一つ。
あたしの心のモヤモヤも、この空のようにすっきり晴れ渡ることがあるのかな。
いい加減。
このままじゃダメだよね。
海斗のことを諦めることができないとしても。
海斗の気持ちまで引き止めておく、そんな権利…あたしにはない。
海斗と過ごしてきた日々を思い出すだけで、苦しくて涙が滲んできた。
身体から始まったあたしたち。
だけど1年付き合ったのに、そのあと一度もあたしを抱こうとしなかった。
…だから、何?
海斗と一緒にいる時間は、幸せだったじゃない。
手を繋ぐだけで。
キスをするだけで。
ドキドキして、でも温かくて、優しくて。
言葉は乱暴だし、言ってることは偉そうだし。
すぐ機嫌悪くなるし。
でも、海斗の瞳はいつもあたしを真っ直ぐ見つめてくれた。
ほんの少しのあたしの変化に、敏感に反応してくれた。