俺様彼氏はShy Boy?
数々の模擬店が並ぶこのエリアには、どこよりも人で溢れていて。
ただ前に進むのも大変で、気をつけないと未来とはぐれてしまいそうなくらいだった。
この学校の生徒もいれば、他校の生徒がワイワイと楽しそうに騒いでいたり。
カップルや、家族なんかもいたりする。
たこ焼きを買おうと並ぶ人たちもたくさんいる。
「繁盛してるね」
あたしたちの番になって、たこ焼きをクルクルとひっくり返すミッチャンに話しかけると。
汗だくになりながらも、暑苦しさを感じないような爽やかな笑顔を向けてくれる。
「さっきはありがとね。当番、大丈夫だった?」
そう言ってミッチャンの顔をうかがうように覗き込むと、気にするなよ。と目を細めて優しい顔をした。
「忙しそうだね」
「やっぱ、俺の焼くたこ焼きは絶品だからな」
ニカッと歯を見せて笑うミッチャンは少年みたいで。
「じゃあ、その絶品たこ焼きを1つくださいな」
「毎度あり!!」
調子のいいその声に、周りの人たちもクスクス笑ってた。