俺様彼氏はShy Boy?


数々の模擬店が並ぶこのエリアには、どこよりも人で溢れていて。

ただ前に進むのも大変で、気をつけないと未来とはぐれてしまいそうなくらいだった。


この学校の生徒もいれば、他校の生徒がワイワイと楽しそうに騒いでいたり。

カップルや、家族なんかもいたりする。

たこ焼きを買おうと並ぶ人たちもたくさんいる。


「繁盛してるね」


あたしたちの番になって、たこ焼きをクルクルとひっくり返すミッチャンに話しかけると。

汗だくになりながらも、暑苦しさを感じないような爽やかな笑顔を向けてくれる。


「さっきはありがとね。当番、大丈夫だった?」


そう言ってミッチャンの顔をうかがうように覗き込むと、気にするなよ。と目を細めて優しい顔をした。


「忙しそうだね」

「やっぱ、俺の焼くたこ焼きは絶品だからな」


ニカッと歯を見せて笑うミッチャンは少年みたいで。


「じゃあ、その絶品たこ焼きを1つくださいな」

「毎度あり!!」


調子のいいその声に、周りの人たちもクスクス笑ってた。







< 332 / 479 >

この作品をシェア

pagetop