俺様彼氏はShy Boy?
「そこ、大丈夫か?」
先生の指は、あたしの胸を指差す。
「…大丈夫」
それを隠すようにブラウスの胸元を掴んで、先生の視線から逃げようと身体を横に向けた。
今はそんなことどうだっていい。
先生に変な心配されたくない。
そんなことより、早く行かなきゃ。
海斗を待たせていることが気になって、それどころじゃないんだ。
だって、あまり長い時間待たせたら…
海斗が帰ってしまうかもしれないから。
「ふーん、そう」
そう言いながら、先生はなぜかあたしに近づいてきて。
「なんかそれ、キスマークみたいだな」
不敵な笑みとともに、そんなとんでもないことを言い出す。
「何、言って…」
それって、セクハラじゃないの!! と赤くなる頬を見られないように。
先生にげるようにそのまま何も言わずに階段を下りていこうとした。
なのに、先生も同じように階段を下りてきて。
足の長さが違うせいで簡単に追いつかれてしまう。