俺様彼氏はShy Boy?


「……やっ」


生暖かい舌が、あたし首筋から鎖骨へと滑り落ちていき。

その行き着いた先を、チュウッと強めに吸われてたことで、あたしの身体は小さく震えた。

赤い痣の近くにできた、新しい赤い痣。


「グダグダ考えなきゃよかった、変な意地張らなきゃよかった…プライドなんて、捨てればよかった」


そう言って、腰の辺りに回っていた海斗の腕が動いて。

あたしのスカートをまさぐりだした。

その手はあたしの太ももとイヤらしく上下していく。


「海斗っ、ヤダ…」


やめて。

その言葉は聞こえないのか。

微かに荒くなっていく海斗の息遣いに、恐怖すら感じてしまう。


違う。

こんなの、あたしが知ってる海斗じゃない…


「イヤっ…やめて…」

「………」

「お願い、海斗! …こんなのイヤ」


どんなに嫌がっても手を止めることのない海斗の行為に、恐怖を感じて。

だけどそれよりも、あたしの声が届かないことが悲しくて目頭が熱くなった。


必死に抵抗して。

何度も胸を叩いたり押したりしたところで。

180cm以上ある男から、そんなに簡単に逃げられないことくらいわかってる。

でも…――


「…こんなふうに、して欲しかったんだ…じゃないよ…」


耐えていたはずの涙が、ポロリと頬を伝った。


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