俺様彼氏はShy Boy?


「他の先生だったら、謹慎処分もあったかもな」


だから、他の先生に見つかる前にとっとと帰れ。

そう言葉を繋げて、海斗の肩をグッと掴んだ。


「触るな」

「遅くなったんだから、ちゃんと保坂送ってけよ?」

「触んな、指図すんな」


先生の腕を掴んで、鋭い視線を向ける海斗。

だけど、先生はまったく動じず、笑みまでこぼす。


「ガキだな」

「…っせえ」

「嫉妬、だろ?」

「―――っ」

「図星。フッ、やっぱりガキだな」

「玲志、てめぇ!!」


先生の言葉についにキレ海斗は、そのまま殴ろうと腕を振り上げた。

だけど、そうなることを初めからわかっていたかのように。

先生は海斗から距離を取り、海斗の殴りかかろうとした腕は先生に当たることはなかった。


背中に隠されていたあたしは、さっきの海斗の行動で今はハッキリと二人が見える。

海斗を挑発して面白がってる先生と。

怒りで我を忘れている海斗。

眉を吊り上げて、威嚇するような視線を先生に送っていた。


こんなに表情を隠すことなく怒っている海斗を見るのは初めてかもしれない。


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