俺様彼氏はShy Boy?


「女一人守れないガキが、そんなこと言える立場か?」

「どういう意味だよ…」

「おまえ、気づいてなかった?」


馬鹿だろ。と、海斗を見下す先生に。

あたしまでグッと力が入ってしまう。


「だから、どういう意味だよ!!」


先生は、美佳のことを言おうとしてる…

そう思ったあたしは、慌ててそれを阻止しようとしたのに。

チビなあたしは、先生に片手で押さえつけられて身動き一つ取れなくて。


目の前には先生の白衣の胸元。

少し視線を上げれば、先生の喉仏が目についてしまう。


何度も先生の喉仏を見て、ドキドキしてきた。

だけど、今は違う意味でドキドキしてる自分がいた。


海斗に知られたくない。

先生にドキドキしてるなんて海斗に誤解されたくない。


できるだけ平静を装って、小さな深呼吸を何度も繰り返した。

そんなあたしに気づいた先生は、フッと不敵に笑った。


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