俺様彼氏はShy Boy?


「クスッ…」

「なんだよ」

「…ううん、好きだな…って思って」


そう言うあたしを見て、微かに頬を染める海斗が愛おしい。


ねえ。

あたしたち、もう大丈夫なんだよね?

あたしたちの気持ち。

お互いにちゃんと伝わったってことなんだよね?


海斗の隣は、あたしの居場所だってことだよね?


「もう、離さねえよ」


ギュッと握られた手のひら。

もう、離れたくない…と強く握り返すと。

海斗は瞳を細めて無邪気な笑顔をあたしにくれた。


その笑顔は、初めて海斗に話しかけられたときと同じ…


あの時と同じ、無邪気に笑う海斗に胸が締め付けられる。


「その顔…あたし、その笑顔、好き」



女の子がカッコイイと騒いでたって。

みんながキャーキャー言ってたって。

そんなの全然興味なんてなかった。


女の子に囲まれてる男なんて、まったく興味なかった。


無口で、無表情、無愛想で、俺様な海斗に。

はじめは、嫌悪感すら感じてたのに。


その笑顔に、まんまと落っこちた。


< 442 / 479 >

この作品をシェア

pagetop